Return to BDAT index
1 アジラ瓜
2 レーシー芋
3 サディラナレタス
4 モサキャベツ
5 ケポ人参
6 アミドレシアトマト
7 カセラス茸
8 ザンデモ茄子
9 モロウゼンマイ
10 フォドルナロー菜
11 シベカセラス茸
12 グブラ白菜
13 シヌユニにんにく
14 コッセ豆
15 ギ・ドウかぼちゃ
16 ウィルピーマン
17 チャルパ葉
18 ドボボラブロッコリー
19 ルゲ大根
20 ドンラム枝豆
21 ヤッヤゴマ
22 ハーコーン
23 ミザリアセロリ
24 キャタラ玉ねぎ
25 コルド唐辛子
26 フタたけのこ
27 ベルザドゼブ葱
28 クランジェリー
29 ロックレンジ
30 ストロレニー
31 スタップル
32 ワルドチェリー
33 ソナーレモン
34 ンチャグアバ
35 フラッパイヤ
36 ハババコー
37 アマナドリアン
38 ラバマンゴー
39 スパウメ
40 リーフバナナ
41 ゴッドメロン
42 スナスイカ
43 ロイヤツメ
44 エッグウイ
45 ザザクロ
46 シドガキ
47 コールドベリー
48 ホワイトカシス
49 エメラルドグレープ
50 クラスタイパイヤ
51 ギウラリ
52 ヨーガンマロン
53 テッコウアケビ
54 マダライチジク
55 キョムパイン
56 ゼゼオオバコ
57 ノーランユリ
58 スイタネリネ
59 キランマタタビ
60 ドガタンポポ
61 ソナハーブ
62 ガルドサンショウソウ
63 サトリスイセン
64 モーンヒマワリ
65 リアスズラン
66 ナズラカズラ
67 ミュナリアフラワー
68 セッカコスモス
69 マスケスギ
70 ネルアマリリス
71 ジョボマツヨイグサ
72 グドノビル
73 バンバンアカザ
74 ミャーエンバク
75 ミュエナサボテン
76 ケファヒイラギ
77 ブデモチグサ
78 ボンパンジー
79 セセラクサ
80 アントロウスローズ
81 シアカトレア
82 ポロンチューリップ
83 ジャハルマム
84 ボガノダチュラ
85 ムラナアデニウム
86 リザッティス
87 コアレトリ
88 グリンドリス
89 ボーバッド
90 イワッシィ
91 ジージーラビ
92 アシゼル
93 アルナジック
94 ヒラカメレ
95 モラウータン
96 イグアリー
97 グージャック
98 クラグチレ
99 ドラガル
100 マボロタヌ
101 デネモズミ
102 オクトスカ
103 ジェッタトル
104 クリッパナコ
105 モンキフラト
106 メメントヒヒ
107 ヒツジャモ
108 メデュサイカ
109 ベアポージ
110 ペンジニオン
111 スネーガン
112 イノジャシ
113 ランダモデ
114 フェレゴ
115 ギブニジャッカー
116 ボールモスキート
117 伸縮バッタ
118 トラクタビートル
119 イッセンテントウムシ
120 メテオイーター
121 サスライアリ
122 アサシントビムシ
123 夜光トンボ
124 ストロボアブ
125 ジチュウガ
126 マダムカマキリ
127 マッドネスホーネット
128 パルドスパイダー
129 クサキリクワガタ
130 アブソプアゲハ
131 マンプクヤモリ
132 マインアースワーム
133 ノポンメンカメムシ
134 カゲシンキロウ
135 イミナシエダナナフシ
136 ウィップスコーピオン
137 ザンゲキオオカブト
138 シロスナコロガシ
139 サヨナラカナブン
140 ガラススズムシ
141 レイニーリオック
142 クリスタルバタフライ
143 ホワイトパセラン
144 ショットホタル
145 煉獄カマドウマ
146 クジラタマムシ
147 バレットフライ
148 キリキリギリス
149 ログニエの流木
150 白砂鉄
151 フィルエロの糞
152 サネラク真珠
153 アルナシア鉱樹
154 アウロラの骨
155 カトアの葉
156 ウータン粘土
157 タンブル糖の土
158 ノカ鏡石
159 ガルジームの水晶
160 ハルネンガの綿
161 幾億万の苔屑
162 ウェイネスの化石
163 ゼディスの小枝
164 テクスベラの鍾乳石
165 クォゴルの白銀粘土
166 クリドカロの空気
167 ドリングの流土
168 アクトネ岩の破片
169 フラレンの珊瑚
170 タオマナの酸
171 グランダの岩
172 ジャキトスの銅
173 ポーミオの胞子
174 クリング溶岩
175 ザルロンの泥
176 ローゲブラの放電石
177 アウティガの粉
178 ザギリン岩石
179 クリオード原油
180 偏向シールド反射鏡
181 新式無水ラジエーター
182 超耐熱ステンレス配管
183 L-002燃料タンク
184 空間分析計L-002
185 スペーススーツUS-X
186 遠心光棒発生装置
187 アースフリーザー
188 ノスタルジアL-002
189 イオンスラスタHI9
190 ハイパードライバーIX
191 ジェスチャティナー
192 立体出力機<創造>
193 航行デフレクターAiR
194 多重鏡面太陽発電機
195 第五世代リサイクラー
196 L-002縮退炉Star-buck
197 コードレスEトランス
198 ハーダースキン
199 DNAアナザレーション
200 L-002艦載熱線砲Dagoo
201 自立型人工知能A-HAB
202 恒星風変換デバイス
203 オキシジェン制動装置
204 光彩度変化型蛍光塗料
205 オートポスチャー
206 ランドプランター
207 F-N試作3号機
208 オクトパスポッド
209 ギザギザすり鉢
210 どんぐりソロバン
211 フェイスウッド
212 はっぱの財布
213 ハナウタストーン
214 キラワレ玉
215 アナモニ貝の皿
216 ログニエの木船
217 ぴかぴかランプ
218 せなおしマシーン
219 花のこな箱
220 滅びの石槍
221 砂岩の石版
222 ひらめき占い棒
223 まるまるブレスレット
224 勇気の太鼓
225 ノポリス
226 やぶやぶ薬
227 ちぢみうきわ
228 胞子風船
229 星見の長筒
230 身隠しのうす布
231 精霊の枝
232 チャランポリン
233 トンチンカンカチ
234 灼熱の器
235 いしれんず
236 ナンデモカンテラ
237 ぱたぱた大翼
238 ボガノ茎の巨大寝袋
239 ジョッキン箱
240 ハイアクセラレータ
241 クラッシュリング
242 トランスライト
243 ダジリングボトル
244 グロジウムコア
245 ウィザードユニット
246 オーヴァヘキサ
247 ジョードタンク
248 共鳴型マッドネーター
249 ハッピーウォーター
250 ジェノサイドアイ
251 プレリアルリアクター
252 相伝の鋼尾鞘
253 ラッシュヘッド
254 ウォーボーン
255 ルミナススキン
256 デティリッドデバイス
257 ミサイルワイヤリング
258 バーサーカーユニット
259 迅雷の旗印
260 スロークラウン
261 情報体リキッドメタル
262 トータルアナライザー
263 マーダーネイル
264 エレメントバッテリー
265 空間制御ジョインター
266 ディスブレードの破片
267 ボルタントサーチャー
268 座禅パウダー
269 カリフォルニアの夕日
270 双眼の新世界
271 古の誘惑
272 女神の口づけ
273 光輝のマグネット
274 魅惑のゴーストミラー
275 絶対正義の天秤
276 球体電磁モーター
277 原始の巨神像
278 イッテツアイアン
279 カメレオンサンド
280 乙女の守護星
281 果てしなき叫びの岩
282 朝焼けの不条理
283 エンジェルストーン
284 ロストメモリー合成器
285 二重らせんのソルト
286 深緑の発光液
287 フラワーエッグ
288 女王の恍惚
289 スクリューロック
290 スターメイカー
291 孤独のもしもし送信機
292 ソウルチェーン<絆>
293 超筋肉エキスパンダー
294 残虐のVロッド
295 悪徳の釜
296 衝撃のラトル
297 ネオエリートの王笏
298 ヒューマンヘッド
299 スケッチモンスター
300 破滅と創造の書
301 長方形の黒い皮に覆われた、ウリ科の野菜。スポンジ状の白い実には味はないが、ビタミンが多く含まれているので、様々な食材に加工されて使われる。
302 原初の荒野に広く自生する雫の形をした芋。強烈な苦みがあるのでそのままでは食用に向かないが、たんぱく質が豊富なため、加工食品の原材料として使用される。
303 太陽のような形をした発熱するレタス。炎のような形の葉がついており、ゆらゆらと揺れている。大地に出るとすぐに自らの熱で燃えてしまうので、雨の日しか見られない。
304 細い糸がまとまって毛玉のような形をしている。赤い糸、黄色い糸、青い糸、桃色の糸、緑の糸からできていてカラフル。味はキャベツそのもの。
305 八つ又に分かれている人参。とても甘いがその中の一本にとんでもなく苦いものがある。しかし、見た目は全く同じなので、食べてみるまでわからない。
306 水分を大量に含んだトマトで、雨の日に実をつける。瑞々しいその味は、多くの原生生物に好まれ、すぐに食べられてしまうので、なかなか入手できない。
307 夜光の森に多く自生する茸で、特殊な胞子を吹きだし動物達に幻覚を見せる。極稀にシベカセラス茸という亜種が生まれ、それを口にした者は永遠に幸福な幻覚に浸れるという。
308 木々から生え、樹液を吸って成長する甘みの強い茄子。樹液を吸う際に、樹木の中にある病原菌も吸い出すのでザンデモ茄子が生えている木は長生きする。
309 意志があるかのように口がついた芽が伸縮して、空を飛ぶ虫を捕食し、成長する。たんぱく質豊富で、森の動物達の貴重な栄養源となっている。
310 気体中のプラズマを吸収して成長し、オーロラのように葉の色合いを変化させる。その深い苦みのある味わいと、ほのかに痺れる触感を好む者も多い。
311 100年に一度生まれるか否かといわれているほどの、貴重なカセラス茸の亜種。この茸を口にした者は、その命が尽きるまで、ずっと幸福な幻覚に浸れる。
312 形も味も白菜そっくりだが色は黒く、煮るとますます黒くなる。これを白菜と呼ぶべきか呼ばざるべきか、ブレイドの中でも議論が巻き起こっている。
313 とがったツノのような形をしており、素手でつかむと危ない。疲労回復に抜群の食べ物だが、食べると一カ月くらいはひどい口臭がする。
314 拳大のサイズの巨大な豆が厚手の鞘にいくつも入っている。一粒食べれば一日分の栄養が取れるほど栄養価が高いので、携帯食として持ち歩くのに便利。
315 ミラに来た異星人の身体についていた種子が根付き成長した、新種のかぼちゃ。パサパサで味気ないが、どんな痩せた土地でも育つので、貧しき星の者の常用食となっている。
316 赤、黄、青、黒と色が変化していき、また赤に戻ったあと黄、青、黒と変色を繰り返し続ける。観賞用としても使えそうな、美しいピーマン。
317 磁力を帯びていて、いつも砂鉄まみれになっている草。食べると体内に蓄積された不要な鉄分を除去することができるため、薬草として煎じて使われる。
318 そのブロッコリーを食べた者は、ミラの大地を制すると噂されていた王冠の形をした伝説のブロッコリー。食べると異様に気分が高揚し、王様気分になれる。
319 幾つもの根が複雑に捩じれるようにして伸びている巨大大根。そのあり様はまるで複雑に絡み合う遺伝子構造図のよう。神秘的な見た目だが、味はさっぱりとした普通の大根。
320 アルコール濃度を高める力があり、酒と一緒に大量に食すると、急性アルコール中毒にかかる恐れがある、つまみには向かない枝豆。
321 透明な鞘の中に、砂より細かい種子が入っている。振るとリズミカルで心地よい音がするため、気持ちを穏やかにする効果がある。ストレス解消にどうぞ。
322 青白いトウモロコシのような形をしている。成長するにつれて、実に空気より軽いガスが充満していくため、いずれ弾けるように飛んでいってしまう。
323 原生生物の死骸に白樹の大陸の雨が降り注ぐと、まれに生えてくる。味は苗床にした死骸によって変わるため、食べるまで予想がつかない。
324 皮をむくと硬い岩のようなものが出てきて中身は食べられない。食べられるのは表皮の皮一枚のみという少々残念な玉ねぎだが、ほのかな甘みがあり味は抜群。
325 大地に落ちた雷のエネルギーを吸収した、食べると本当に痺れる激辛唐辛子。食用には適していないが、蓄積された膨大なエネルギーを兵器開発に利用することができる。
326 樹木のような形をしているが食べることができ、たけのこのような味がする。抜群の歯応えがあり、黒鋼の大陸の野獣達はフタたけのこを噛んで、その獰猛な牙を磨いている。
327 どんな巨体でも一口で殺すという猛毒を蓄えた漆黒の植物。あまりに強力な毒素のため、ある程度成長すると、自らの細胞をも破壊してしまう悲しき葱。
328 透明な薄皮の中にゼリー状の果汁がつまったつぶつぶしている果物。果汁は甘いが粘着性があるので、うかつに潰すと手がベタベタになってしまう。
329 石ころのように見えるオレンジ。食べると柔らかくて美味しいのだが、外見上、見過ごしてしまいがち。
330 細長いゴボウのような形をしているが、イチゴのような味がする。見栄えが悪いので、総合生産プラントで一度、イチゴ型に加工されてからNLAの市場に並ぶ。
331 黒い皮をむくと、星のように白く輝く、美しい種が全体に散りばめられている。種は実から取り除かれると、輝きを失ってしまう。
332 食べると興奮状態になり、思わず胸を叩いて吠えたくなる。辛みが強くまずいが、気合を入れる時にはもってこい。
333 地球人では聞き取れないような高音域で音波を発し続けているレモン。ミラに住む一部の原生生物はその音を聞き取り、ありかを探し出す。
334 夜光の森に広く自生する手のひらサイズの果物。太陽の光を浴び続けると皮が溶けて果肉が露出するので、飛び交う虫達の格好の餌になっている。
335 熟すとその実が木から飛び跳ね、勢いよく空を飛んでいく。落下地点にいると大怪我する可能性があるので、注意が必要。
336 横幅が異常に広いババコ。地面を這いずるようにして繁殖し、他の植物や岩などを押しのけて育っていく、非常に生命力の強い果物。
337 夜光の森の巨大な花々より生み出される、発光する果物。10センチほどの鋭い棘に包まれていて、その美しい光に誘われ食そうと試みた原生生物が、時折痛い目にあっている。
338 ゴムのように伸び縮みする果実。弾力性のある皮は衣類などに利用され、甘く噛みごたえのある果肉は、ガムのように食される。
339 日の光の当たらない洞窟でのみ実る梅。涙が出るほどの酸っぱさでこれを苦手とする原生生物も多く、原生生物避けとして撒かれることがある。
340 見た目はただの落ち葉のように見えるが、食べると味はバナナそのもの。NLA市民に好まれ食されるが、落ち葉に擬態しているせいであまり見つからない。
341 太陽のような激しい光を放つ珍しいメロン。太古の時代には信仰の対象ともなり、果物の神様と呼ばれた。一口食べると悟りを開きそうになる……らしい。
342 荒れ地の地中で育つ、一見、砂の塊にしか見えない果物。雨の日になると地中より顔を出し水分を吸収し、スイカらしい形になるが晴れるとまた砂の塊に戻る。
343 一本の木に一個だけ大きく実っている果実。ブドウの味がするが発酵させてもワインにはならない。だが、アルコールにロイヤツメの果汁を混ぜてワイン気分を味わう者もいる。
344 卵の殻のような皮の中に入っているキウイ。硬い皮のおかげで虫に食われず、保存が効くので重宝されている。
345 鋭い針に覆われたザクロのような実。果肉には止血作用があるため、薬の原料として重宝されるが、実を採ろうとして出血し、薬にする前に食べてしまうことも多い。
346 種だらけで果肉部分はほとんどないが、種は生でも食べることができる。種は苦いもののやみつきになる味らしく、3時間ごとに食べたくなってしまうほど。
347 周囲の冷気を取り込んで成長する果実。触れていると凍傷になるほど冷たいので、湯につけて常温にしてから食べる。保冷剤として使えるので便利。
348 大粒の雪のようなふわふわした白い実をつけた果物。強烈な苦みがあり、寒冷地に住む者の気付け薬などに使われる。
349 宝石のような粒が連なる美しいブドウ。酸味の強い味だが、稀に甘い実がなり、その甘い実を分け合い食べた恋人たちは生涯、幸せな日々を送ることができるという。
350 膨大なエネルギーを保有し、衝撃を与えると大爆発を起こす謎の果実。うっかり落とすと思わぬ大惨事を招くので注意が必要。
351 肉の味がする果実。さらに温度変化で味が変わり、高温では牛肉のような味に、低温では豚肉のような味がする、肉食系向きの果物。ほどよい温度だと合挽きの味なのだろうか。
352 溶岩中に流れる耐熱種子が、冷やされ岩石と変わる際に岩の中で成長して実をつける。とても甘くて栄養満点だが、殻の岩を割るのがとても面倒。
353 鉄のごとき硬い皮をまとい、過酷な環境を生き延びてきたアケビ。数百年前の物もあり、中には貴重な遺伝子情報が眠っていることもしばしば。
354 強烈な浄化成分を持ったイチジクで、どのような劣悪な土壌でも育つ。しかし、浄化成分が強すぎるため、適度な毒素が与えられないと必要な栄養素も消し去り、枯れてしまう。
355 数多くの瞳のような文様が浮かび上がる、漆黒のパイナップル。触れた者に恐ろしい幻覚を見せ、精神を破壊する。強靭な意志がなければ食べられない悪魔の果実。
356 切ったとたんに、すぐさま切られた部分が完全再生する草。バラバラに刻むと、刻んだ数だけ増える。処理するためには焼き払わなければならない面倒な雑草。
357 月の光を浴びると、淡く黄金色に輝きだす白ユリ。その光に誘われ、色々な虫が集まってくる。
358 一日のうち一瞬だけしか咲かず、夜には枯れてしおしおになる。しかし翌日になるとまた咲く。これを一年中繰り返す。美しい色をしているが、咲いている時を見た者は少ない。
359 ネコ科の動物だけではなく、原生生物の意識をも恍惚とさせる魅惑の草。強烈な臭気を放っていて、様々な動物が引き寄せられるように寄ってくる。
360 種を周囲の小動物に強い勢いで飛ばし、その身体に埋め込むタンポポ。種は埋め込まれた小動物の生命を栄養分にして育つ。そのため、この種を埋め込まれた小動物は短命。
361 甘く、フレッシュな香りを放つハーブ。その香りを嗅ぐと、どんな興奮状態にある動物達も、リラックスしてしまう。
362 地面を這うようにして茂るが、実の部分が大きい上、狭い所に生えることが多いので、引き抜こうとしても実がつかえてしまう場合がある。ミラでは絶滅種に近い。
363 白い花をつけ、ひっそりと咲いている。高さはあまり大きくないため目立たないが、引き抜いた途端、神々しい光を放ち周囲の者を驚かせる。
364 丈が数十センチくらいしかないヒマワリ。日光を避け、陽が照る方とは反対側を向いて咲く。しかし無理やり光を当て続けると、巨大化し数十メートルまで発達することがある。
365 銀色の硬い花を実らせ、風が吹くと鈴のような音を出す。その音色は涼やかで、夜光の森を訪れた者に一時の安らぎを与える。
366 甘い香りで虫を誘い込み、捕虫器で捕える食虫植物。食した虫の姿が斑点となって花びらに浮かび出るので、それぞれ違った模様を楽しめる。
367 すさまじい再生能力を持つ花。どんなに花びらをむしっても、すぐ新しい花びらが生えてくる。食した者の再生能力をも高めるといわれ、先住民の薬草として重宝されていた。
368 直径1メートルほどの巨大コスモスで、まるで意志があるかのように周囲の音や、動きに反応して花びらを動かす。本当に意志があるかは未だ謎のままである。
369 高くて太い茎を持つ、一見すると樹木に見える草。見た目に反して柔らかく、簡単に千切ることができる。
370 周囲の風景と同化するように、花びらが色づくので見つけるのが非常に困難な花。
371 自らの花を原生生物に食べさせ、原生生物の排出した糞の中で繁殖する。その為に、周囲に住む原生生物の好みに合わせて花粉の味が変わっていく。
372 地球のノビルに似ていて、細くて長いが、成長の仕方が尋常ではなく一日で1メートルずつ伸びる。しかし枯れるのも早いため、さほど繁殖していない。
373 独特の苦みがあり、その成分はNLAでの食品加工の材料として重宝されていて、この野草から、コーヒー豆なども作られる。
374 目立たない小さな草。催吐作用があり、食べるとすさまじい吐き気に襲われる。そのため毒を飲んでしまった時や、腐ったものを食べてしまった時に使われることがある。
375 クラゲの足のような柔らかい無数の棘が、身体中から伸びているサボテン。朽ちたミュエナサボテンが雨に当たると、クォゴル白銀という貴重な物質に変質することがある。
376 巨大な紫の実をつけたヒイラギ。実は衝撃を受けると炸裂し、蓄えた花粉を辺りに撒き散らす。独特な臭気を放つこの花粉を苦手とする原生生物もいるらしい。
377 細長い茎にぬめぬめした葉が茂っている。唾液と交ると異常な粘り気を発し、喉にからみついて呼吸困難を引き起こすため、決して食べてはならない。
378 周囲で音がすると、爆音を発する花。衣擦れの音でさえ反応してしまう。ボンバンジーが反応しないように歩けると、一流の隠密として活躍できること間違いなしだろう。
379 茎が輪っかになっていて、日に一度、その輪からシャボン玉が吐き出される。シャボン玉は花粉でできていて、付着したままにしておくとセセラクサが新たに生えだしてしまう。
380 花びらごとに色が違うバラ。赤と青と黄の花びらがあり、煮出すと染料になる。色の配合によって、どんな色にも染めることができる上に、色落ちもしにくい。
381 宝石を散りばめたような美しい輝きの花。周囲に生えた他の植物の栄養を吸い取って開花するので、雑草を抜く手間が省ける。ガーデナー的には邪道な植物らしい。
382 花粉をたくさんつけるため、花が大きく膨らむのが特徴。花粉はとても美味しいらしく、様々な虫や鳥やノポンがこの花を求めてやってくる。
383 黒鋼の大陸に漂う硫黄を吸収して成長し、花の数を増やす黄色いキクの花。最終的には硫黄の結晶となるため、通常の植物のように枯れることはない。
384 降り注ぐ炎の中でも、決して燃えない強靭なアサガオ。しかし冷気には弱く、0度以下になるとたちまちに萎びて腐ってしまう。
385 赤いダイヤモンドのような花びらは、原生生物さえも目を奪われる。過去にミラに住む者によって乱獲されたことがあり、今では黒鋼の大陸の奥地にしか残っていない貴重な花。
386 トカゲに似た形をしているが、水分を蓄積できない身体構造のため、ひからびた姿をしている。水分を多量に含んだ食物を好む。
387 手のひらサイズでコアラに似ている。背中には羽がついていて数分であれば飛ぶことができるが、疲れるので滅多に飛ぶことはないという怠惰な生物。
388 ドリル状の牙で、洞窟の壁を削り穴を掘り、そこに隠れ住むリス科の動物。巣の中では一番、牙の長いグリンドリスがボスとなる。
389 四足歩行する巨大なコウモリで、翼は退化していて空は飛べず、地を這って餌となる植物を探し回っている。暗い所が苦手で、夜になると明るい場所で眠りにつく。
390 イワシに似た黄色い魚。元気な魚で、水面を常に飛び跳ねている。ミラの魚類は癖のある味のものが多いが、この魚はどちらかというと地球のものに味が近い。
391 火薬を好んで食べる、耳が三本生えたウサギのような動物で、戦場に残った弾薬を残さず食べ尽くす掃除人でもある。何故か最近、ミラで大繁殖しているらしい。
392 巨大なカタツムリのような形をしていて、貝殻のようなものを背負っている。貝殻の中身には脂肪が詰まっていて、飢餓時にはそれを消費して生き延びる。
393 岩石のような重い表皮で覆われている。攻撃されると丸まって岩に擬態する。老化すると自らの重みで動きが遅くなり、最後は動けなくなり死んでしまうという。
394 平たい魚。左側に目があるとヒラメのようだが、目の位置を自由に移動できるため、カレイに見える時もある。目の位置が中央の時こそ、ヒラカメレの真の姿かもしれない。
395 お腹に大きなポケットがあり、ジャングルに落ちている物を拾い集めてはポケットに入れる習性があるサル目の動物。集めた宝物を奪われたくないからか、警戒心がとても強い。
396 イグアナに似た動物で、伸ばすと1メートルにもなる長い舌で見事に魚を釣り上げて餌とする。釣りが最も上手い者がボスイグアリーとなり、群れを仕切っている。
397 クジャクに似た野鳥だが、広げられた羽が鏡のようになっている。原生生物に襲われた時は、その羽で太陽光線を反射して目をくらまして逃げる。
398 柔らかく半透明の姿で、クラゲのような見た目だが、陸を歩いて移動する。何本もの触手を動かして移動し、巻き込んだ虫や小動物を身体に取り込んで栄養とする。
399 カンガルーに似た小型の動物。ポケットはない。一跳び数キロのジャンプ力を持つ。しかし方向感覚に乏しい動物のため、跳びすぎてしばしば迷子になる。
400 表皮が空間歪曲型光学迷彩になっていて、姿を色々なものに変えることができる狸。股間に大きな脂肪分を二つぶらさげていて、飢餓状態になると、それを食べて生き延びる。
401 実験に使いやすいネズミ型の動物。集団で行動することが多く、隊列を組んで暴れ、キーキーと鳴きわめきながら反撃してくるため、なかなか捕まえることができない。
402 タコのような八本足を持ち陸上を歩き、足は長く数十メートルまで伸びる。体重が軽く風に弱いため、地面に足をからみつけながら歩くが、よく千切れて空に飛ばされてしまう。
403 ウサギに似たジージーラビを好んで食べるカメのような動物。甲羅の中に手足頭尻尾を引っ込めて、地面をぐるぐる回転しながらすごい速さで進む。
404 ナマコのような形をしているが、体内に砂を取り込んで生きている。身体の90%は砂でできていて、身体を傷つけられてもすぐに砂で塞いでしまう非常に生命力の強い生物。
405 小猿そっくりだが、顔だけのっぺらぼうで、目も耳も口もない。周囲の振動音のみを頼りに行動するため、どんな些細な変化をも感じ漏らさない慎重さを有している。
406 毛むくじゃらのマントヒヒのような生物。7日間しか生きられず、短い寿命の中で急激に成長し、急激に老いていく。老衰時には何かを悟ったような印象深い顔を見せる。
407 異様に毛が長い羊のような動物。その美しい体毛は肌触りもよく衣類の材料に最適だが、非常に凶暴な性質をしているので、うかつに手を触れると鋭い角で一突きにされる。
408 頭部に二十本の水色の触手を持つ、イカのような動物。攻撃的な性格でどんな相手だろうと発見次第、襲いかかって行くが、弱いのですぐ撃退される。
409 スポンジ状の体毛に覆われた小型の熊で、他の動物の身体をきれいにするのが好き。駐機しておいたドールも、体毛をこすり付けて器用に機体を洗ってくれる。
410 ペンギンに似た姿形をしているが、全身に不思議な文様が刻まれている神秘的な生物。言語を解するといわれるほどの知能を有し、巧みに害敵から身を隠している。
411 鉱石を食べ、その鉄分を吸収して成長する蛇に似た生物。腹には消化される前の岩が山ほど詰まっていて、捕食者が来た時にはそれを銃弾のように吐き出して反撃する。
412 五つの瞳を持つ、猪のような形をした動物。悪魔のような姿形の割に臆病で、その五つの視界に小さな虫が飛びこんで来ただけでも、猛スピードで逃げ去っていく。
413 地球のガチョウに似た鳥だが、とても綺麗な声で鳴く。その声に相手が聞き惚れている間に、安全な場所へと飛び立っていく。
414 溶岩をすすって生きているキツネのような生物。溶岩以外のものを口にすると死んでしまうため、雨が降った後は群れごと全滅していることがある。
415 黒鋼の大陸にのみ生息する希少種。一見、狼のような風体をしているが、ルビーが埋め込まれたような瞳をしていて、数キロ先まで見通しているといわれる。
416 空中を浮遊する小さなゴム玉のように見えるが、実は蚊。体毛についた無数の口で血を吸う。体内に様々な生物の血を保有しているため、ミラの生物研究に使用される。
417 ミラに広く生息するバッタ。伸縮自在の触角を伸ばして、エサを取る。ジャンプ力は地球のバッタほどはなく、のろのろと足を動かして移動する。
418 全長30センチのカブトムシ。角が地球のものよりもはるかに強固でなんでも引っ張る。
419 テントウムシにそっくりだが、点の数が成長と共に増えていき、最終的には真っ黒な姿になる。音楽が苦手で、曲が聞こえると踊るようにして逃げていく。
420 流星落下時の衝撃波をエネルギーとして生きているコガネムシ科の昆虫。流星落下場所を本能で探知して、そこに事前に移動することができる。
421 ミラに広く生息するアリ。群れを作らず安住の地を求めて一匹でさすらい続けている。旅先で出会ったオスとメスも、子供を産むと、再びそれぞれ孤高の旅に出る。
422 強烈な毒を持った拳の形をしたトビムシ。その身体ごと相手にぶつかって倒す。幼虫から成虫になるに従いどんどん毒性が強くなる。元気な時は肌色だが死ぬ時は真っ白になる。
423 夜光の森で多く見られる、身体が発光しているトンボ。繁殖前のオスはメスを惹きつけるために、卵を産み付けたメスは子供の目印となるように身体を光らせる。
424 身体を点灯させるアブ。血を吸えば吸うほどその光は大きくなり、獰猛さを増す。夜光の森に生息するドラガルなどは、ストロボアブの光を見かけただけで一目散に逃げて行く。
425 自分の思う方向にひたすら突き進む性質を持つ蛾。恋の季節でもそれは変わらず、2匹でお互いに吹っ飛ばしあいながら飛んでいる姿を見ることができる。
426 鎌状の前足を持ち、雌雄共に身体がとても肌触りのいい毛で覆われている。メスの方が多く生まれオスの数が少ないため、オスの取り合いでメス同士が共食いをすることがある。
427 一時的に狂乱状態に陥る物質を、40センチほどの長い針から送り込む蜂。この蜂に刺された動物が、暴れている光景を夜光の森ではしばしば見られる。
428 八本の足を持つ虫だが、やたらと硬くて重い鉄のような色をしている。八本の足から絹のような糸を吐き、それを使って、木から木へとすごいスピードで移動する。
429 トラクタビートルを見つけ次第、攻撃する習性を持つ。大きなハサミを頭部に持つがトラクタビートル以外の動物は攻撃せず、もっぱら草花を切って食す。
430 太陽や夜光の森の生物が発する光を吸収して生きる漆黒のアゲハ蝶。最期の瞬間、強烈な光を発してから死ぬ。
431 異常な食欲があるヤモリのような虫。硬い皮をはぐと飛び出してくるぶよぶよとした脂肪の塊は、高タンパクで濃厚なバターのような味がするので非常食として重宝されている。
432 ミラニウムを栄養源とする虫で、地中深くまで張り巡らせた足でミラニウムを探しだして消化する。時折、地表にニョロニョロとしたミミズのような形の頭を突き出す。
433 上から見るとノポンそっくりの形をした小さなカメムシ。ダモダモと鳴く。ノポン自身は気持ち悪がってこの虫を嫌っている。
434 周囲の光を屈折させ、自分の居場所を遠くに見せることができる虫。儚げな外見だが獰猛で、自分より巨大な獣にも向かっていく。もちろん肉食。
435 木の枝そっくりの昆虫だが、なぜか木のない所に好んで生息する。緑色の木の枝に置いてみると茶色に、茶色の木の枝に置いてみると緑色に変化する虫。
436 身体全体がとても柔らかい長身のサソリで、その尻尾を鞭のようにしならせて外敵を撃退する。全ての動作を尻尾を使って行うので、進化の過程でハサミがなくなってしまった。
437 ミラ最強を誇るカブトムシ。刃物のように鋭い頭角で相手を切り裂き、鉄をも貫く勢いで小石を吐きだし遠距離攻撃を行うキングオブ虫。
438 白砂に交じった胞子を食す、フンコロガシのような虫。白樹の大陸の岩壁には多くこの虫の巣となる穴があり、中には団子状になった砂が沢山、保存されている。
439 生後一ヶ月ほどすると、命が尽きるまで空高く飛んでいく習性がある、青いカナブン。何故、そのような行動に出るのかは謎である。
440 ガラスのような硬質な皮膚に覆われたスズムシで、ポーンという透明感ある音色で鳴いている。脆い虫で、少し強く掴んだだけでも粉々になってしまう。
441 雨の日のみ現れる巨大なコオロギで、普段は砂の中で眠り続けている。短い起床時間の間に栄養を確保せねばならぬため、目に入った者全てを襲い、食らいつくそうとする。
442 鮮やかな紫色の羽を持ち、細かい水晶のような鱗粉を撒きながら飛び回る美しい蝶。繁殖能力が低いため数は少ないが、寿命は長く、300年は生きるといわれている。
443 白樹の大陸を漂う胞子に紛れて、飛んでいる白い毛玉のような虫。胞子と区別がつかないので、非常に見つけにくく、手にした者には幸運が訪れるという。
444 卵から生まれ幼虫から成虫になり、卵を産み死ぬまでの間が一日だけしかない。その輝きは美しいが、なかなか目撃できない。
445 手のひらほどの大きさの赤い虫。口から火花を撒き散らすため、岩壁から噴き出るガスに引火して大爆発を起こすことがある。迷宮入りした爆発事件の犯人かもしれない。
446 タマムシとは思えないような大きさで、大きいものになると全長1メートルを越える。その大きさと、怒ると潮のようなものを吹きだす性質からクジラタマムシと呼ばれている。
447 硬い身体を持ち、弾丸のような超スピードで飛び回るハエ。直撃すると大怪我をする可能性もあり、黒鋼の大陸を探索する際には注意が必要。
448 とても活動的なキリギリスで、いつも巣に食糧を備蓄している。食糧を集めるのに必死らしく、触ると怒って攻撃してくる。サスライアリを天敵とする。
449 水を吸収すると風船のように膨らみ、水面に浮かび上がる樹木。サスライアリなど一部の虫は、この流木に乗り、川を下って移動することがある。
450 白い鉄分を含む砂。しかしここから鉄分だけ取り出す方法が見つかっていない。鉄への精製化に向けNLAで研究中である。
451 何かの原生生物の糞が結晶化したもの。透き通った色をしていて、クリスタルのような美しさがある。どんな原生生物の糞を元にしているかは未だ不明である。
452 ミラの地下水によって溶かされた様々な鉱石が混ざり合い、再び丸く固まったもの。暗がりでは白く輝いているが、光に当たると透明になる。
453 雨の日に、筍のように生えてくるダイヤのような物質。星の光を浴びると気化して消えてしまう。
454 極稀に、虚空より現れる骨のような物質。意味不明な記号の羅列が記入されていて、発生する原理も含めて謎が多い。
455 ほのかに発光する葉っぱ。夜光の森の落ち葉は、何故だか時たま光を帯びるようになり、それを他のものと分けるためカトアの葉と呼ぶ。
456 モラウータンの糞が夜光の森の土や石と混ざり合い、風化してでき上がった粘土。弾力性があり、どれだけ伸ばしても千切れることがない。
457 土から取れる甘味のある糖分。だが表面だけで、すぐにじゃりじゃりした味になるので、舐めるのには注意がいる。NLAでは成分分離をした後、甘味料として使われる。
458 大樹より滴り落ちる雫によって磨かれ続けた鏡のような石。見ていると、心の中まで覗き込まれているような気分になる。
459 丸い水晶。覗きこむと未来や過去が映るが、ミラの動植物に限定されている。そのため大抵、動物が何か食べている姿か、じっとしている植物を見続けることになる。
460 地面から生えている矢の形をした綿。とても良質の綿のため、ノポンの間では大人気である。
461 夜光の森の大樹に生えた苔が、雪のように散り積もったもの。熱を発しているため、寒冷期になると小動物たちが寝床として使う。
462 忘却の渓谷の生物の死骸が積み重なり、長い年月を経て、化石となったもの。石炭のような性質なので化石燃料としても使えなくはないが、大体は研究素材として使われる。
463 雷が引き寄せられるように落ちてくる小枝。その特異な性質を利用して、避雷針のように使う先住民もいるらしい。
464 鍾乳石のかけら。鋭い切れ味を持つ。うっかりさわると怪我をするが、多彩な色を放ち、石の周辺に美しいリングを形成している。
465 粘土状の柔らかい銀で、加熱すると硬くなる加工しやすい鉱石。朽ちたミュエナサボテンが雨に濡れた時に、稀にこの物質に変質するらしいのだが、未だにその原理は謎である。
466 洞窟のどこからか噴き出す緑色の気体。酸素ではないが、一度吸ってから吐くとなぜか酸素に似た気体へと変化する。NLAの研究員が注目する気体ナンバーワンらしい。
467 常に移動し続ける土。地球人は最初地震と間違えたが、土の表面だけが動く。大陸中を移動するので、この流土に乗って旅をする昆虫もいる。
468 無生物にも関わらず、成長し続ける岩。また地面に根のようなものを張っている。一見すると樹木と間違えかねない岩の破片。
469 水中ではなく陸上に木のように生える珊瑚。柔らかく簡単に折れるので、手に取る際には細心の注意が必要。
470 雨水が空気中のなんらかの物質に触れ、酸化したもの。高濃度の酸でありながら、生物の身体に触れると気化して消え、無機物のみを溶かす。
471 岩石だが、秤に載せても目盛りは動かない。しかし投げると、まるで重さがあるかのように飛んでいき、当たると痛い。
472 熱拡散率が非常に高く、一度冷やせば、どんな高温の中にあっても絶えずマイナス温度を維持できる銅。
473 白樹の大陸を漂い続けた胞子が、大気中の粒子を吸収し、宝石のような輝きを放つようになったもの。
474 とても甘い溶岩で、冷却すれば食べることもできる。どんな成分からできているのかは判明していないが、人体に影響はない。
475 虫や小動物を溶かし、吸収することにより増殖する食虫泥。栄養が豊富なので、もしミラで農業を始めることがあれば有効活用できそうだ。
476 落雷により生成された石で、電気をためている。落とすと放電するため、電池の代わりにもなるが、取扱いに注意しなければならない代物でもある。
477 粉のような物体だが、まるで植物のように岩に張り付いて繁殖する。しかし苔のようなものと違い生命反応はない。
478 黒鋼の大陸の溶岩の中で製鋼された、自然の鋼鉄。様々な要因が重なりあい奇跡的な硬度を誇る物質となった。
479 黒鋼の大陸に埋蔵された、赤い原油。雨の日にのみ何故だか地表に滲み出るように現れるのだが、まるで血だまりのようで不気味。
480 異星人からの攻撃を受けとめきれず、オーバーヒートを起こして壊れてしまった、白鯨のエネルギー反射装置の一部。
481 白鯨で使われていた、冷却水を必要としないラジエーター。車の部品などに転用することもできる。
482 白鯨で使用されていた配管。数百年間、宇宙を航行していても錆びつかないよう対応されている特殊加工ステンレス製。
483 白鯨の推進エネルギーを圧縮し、推進剤として保有していたタンク。省スペース化のため高度な圧縮技術が使用されている。
484 周囲の空間の構成要素を瞬時に分析する。大気の構成要素だけでなく、空気中の微生物を分析することにより、その惑星に生息する生物をある程度まで類推できる装置。
485 白鯨で使用されていた宇宙服。宇宙空間において24時間以上の活動ができる優れもの。白鯨出航当時の最新技術で作られている。
486 重力を発生させる装置。コンパスの針のように光の棒がくるくると回っている。これによってクルーは宇宙航行中でも重力のある空間で過ごすことができた。
487 超低温で地球の動植物の遺伝子情報が保管されているカプセル。地球全ての動植物のアースフリーザーが白鯨には乗せられていたが、墜落時にほとんど失われてしまった。
488 ヘルメット状のものを装着すると、直接、装置が脳に干渉して懐かしき地球の光景を見せてくれる。長きに渡る宇宙航行の中で、クルーの精神的安定を保つのに使われた。
489 9重のグリッドによって超加速での宇宙航行と、微細なコントロールを可能としたイオンスラスタ。
490 白鯨出発ぎりぎりに完成した排熱処理装置。最新鋭のエンジンがフル稼働しても十二分に耐えうる。
491 グローブをインターフェースに、遠隔地にあるコンピュータや機器を操作する装置。手を動かすだけで様々な機械を遠隔操作できる。
492 立体物をプリントアウトすることができるため、簡単な部品や、生活用品の製作に使われていた。白鯨ではメカニック一人に一台支給されていたとか。メイドインジャパン。
493 この装置で、白鯨の周囲に空気膜のようなエネルギーフィールドを作り、航行中に飛来する宇宙ゴミの直撃を回避する。宇宙航行には欠かせないシールド装置である。
494 微細な太陽光からも、多くのエネルギーを吸収できる宇宙太陽光発電装置。通常航行中は白鯨の周りに浮遊していて、エネルギーを船に送っていた。
495 微生物を利用して分解した後、再生成するリサイクル装置で、主に白鯨の動力エネルギーへと変換されていた。
496 白鯨を動かしていたメインジェネレーターだが、原理はそれを扱う技術者にすら知らされておらず謎に包まれている。白鯨航行に必要な莫大なエネルギーを生み出していた。
497 エネルギー体をコードレスで、ある地点からある地点まで移動できる装置。コードレス化によって白鯨の省スペース化に貢献した。
498 紙のようにうすく貼り付けられる素材だが、その硬度は驚異的で高熱度高衝撃度に耐えることができる。
499 DNAによる生体感知から逃れるため、一時的に外部に放つDNA信号を変換する装置。追ってくる異星人をあざむくために使用され、一定の効果を発揮した。
500 白鯨に搭載されていたレーザー兵器。既に破壊されていて使い物にならないが、焼け焦げた銃身からは宇宙航行中の激しい戦いが伺い知れる。
501 白鯨を制御していた、自立型AIの断片。的確かつ勇敢な判断で地球人の宇宙航行を助け続けたが、ミラ不時着時にメインコンピュータごと粉々に破壊された。
502 恒星表面から吹き出され、宇宙空間に流れ出すガスを吸収し、白鯨のエネルギー推進の一部として使用していた。
503 酸素の生成と、酸素の分解を行うための制動装置。クルーの生存のため使われていたが、敵襲の際に酸素を奪うための兵器として打ち込むこともできた。
504 光度も色も、調合一つで自由に変化させることができる蛍光塗料。蓄光性も高く、一度光に当てれば数年は光度が衰えず、白鯨でも多くの場所で使われていた。
505 宇宙空間で上下感覚をつかんで、姿勢制御をするための装置。白鯨船外での修理時に主に使用された。
506 微粒子や岩石から、水を作り出す装置。ミラのように地球と環境が似ている惑星が見つからなかった場合は、この装置を使って住みやすい環境を構築する計画が立てられていた。
507 フロンティアネットの製作過程で作られた試作機の一つ。今の汎用型データプローブなどでは使われていない、地球製の通信機器がふんだんに使われている贅沢な作り。
508 多くの手足が球体のボディより複数伸びている、宇宙での作業用に使われていた遠隔操作可能な小型メカ。船外修理作業などを行うためにかなり細かい動きが可能。
509 器の内側が細かい棘で埋め尽くされているすり鉢。ミラの先住民が薬を作る際に使ったといわれている。棘の付いた玉を使えば、軽い力ですり潰せるらしい。
510 どんぐりの実を玉として使ったソロバン。どれも相当使い込まれていて、古よりミラの先住民がどれだけお金に執着していたか伺い知れる。
511 樹皮だけになっても生き続けるミラの木を使い、作られた仮面。樹皮の成育の変化と共に顔の表情も変わり、古の民はそれを神に見立てて崇拝したという。
512 ミラの先住民のご先祖様が使っていた財布。お金がぎっしり入っていたのか、パンパン。持っていると商魂たくましかったご先祖様の魂がのりうつるとかうつらないとか。
513 鼻歌のような軽快な音を鳴らす不思議な石。そのメロディーを耳にすると、ミラに住む先住民は心揺さぶられ踊りだしてしまう。
514 とても臭い玉。あまりにも美味しそうで、様々な野獣のターゲットとなっていたノポン人が、生き残るために身に付けて、自分達を不味そうにみせた。
515 古代ノポン人が使っていた貝のお皿。付着した残留物から古代ノポン人が何を食べていたか調べることができる重要な品とされるが、めんどくさがって誰も調べていない。
516 浮力のあるログニエの流木を使って作られたノポン人の船で、風呂桶のような形をしている。多くのノポン人がノポン大航海時代にこの船で、大海原へ旅立っていった。
517 発光するカトアの葉を詰め込んだノポン人のランプ。葉っぱを集める手間がかかるため次第に使われなくなったが、その柔らかい光を愛するノポン人の収集家は今でも多い。
518 ノポン人に一大ブームを起こした器具。これにぶら下がると、背中がまっすぐになり健康になると評判になった。だが丸い背中は生まれつきだと皆が気づいてブームは去った。
519 ノポン人の好物である花粉収集道具が入った箱で、花粉を好むウカイ虫という虫が入っている。花粉を一度ウカイ虫に食べさせ、後で吐き出させて花粉を集める。
520 知恵を獲得しかけた二足歩行型の生物が作り出したといわれる石槍。しかし、好戦的な性格が災いし、この槍で互いに殺しあって絶滅してしまったと伝わっている。
521 かつて偉大なる文明を忘却の渓谷に築いたといわれる砂岩人が記した石版。今ではその意味を知る者もなく、何故、ミラから姿を消したのかは分かっていない。
522 ノポンが地下水や鉱石を探す際に使ったといわれるダウジングロッド。先っちょにコインが吊るしてあって、そのコインが揺れた場所を掘ると……大抵は何もでない。
523 ブレスレットだが、実はジブンクイという蛇の干物。ジブンクイは自分の尻尾を自分で食べるため、いつも丸まっている。これをノポンはブレスレットに転用した。
524 マボロタヌの腹の皮から作られた太鼓。ノポンが一人で旅立つ時に叩くと勇気がみなぎってくるといわれている。ぽんぽこぽこぽん、ぽこぽこぽぽぽん、ぽんぽぽぽぽぽぽぽん!
525 黒い長方形の石碑のようなもので、かつてノポンはこの不思議な石に触れることで知恵に目覚め、商売を覚えた……といわれている伝説の遺品。
526 ノポン人がよく使っていた薮を原料とした薬だが、次第に効果がないことが判明し使われなくなった。
527 チヂミ草から作った浮き輪。元々は非常に巨大な草だが水につけると急速に縮む。これを使いノポン人は浮き輪にした。
528 とあるノポン人が胞子の表面を塗り替え、風船として販売していたもの。しばらくして、そこら辺にあるものだということがバレて、売れなくなった。
529 長筒の中に巧妙にいしれんずが並べられた、望遠鏡らしきもの。かつてノポン人はこれで煌めく星を見て、どうやったらあの綺麗なものを高値で売りさばけるかと思い悩んだ。
530 辺りの風景を反射して、周囲と同化することができる布。高度な文明を持った種族がいたと思われるが、滅びたのかこの布を使って今も隠れているのか、その種の目撃例はない。
531 ミラ中の花が飾られた枝で、ノポン人が精霊に祈りを捧げる時に使う。無数の花々は彼らが世界中を交易しながら集めたもので、その種類は優に100を超える。
532 弾力性のあるラバマンゴーを利用して作られた、ノポン製小型トランポリン。お祭りの時に使われたが、どこに跳ねるのかわからないため怪我人が続出し、使用を禁じられた。
533 硬度のある石をトンカチの形に削り、工作に使用する。よく考えると頭の部分だけ石を使えばいいのだが、なぜか古代ノポン人は柄の部分も石で作っていた。
534 溶岩を利用して作った巨大な黒い器。その巨体が故に原生生物から身を隠せず、滅んでしまった種族のものといわれている。
535 レンズの性能を持つ透明な石を磨いたもの。ガラスレンズを作れるようになるまでノポン人は、この石を使ってメガネを作ったり、火を起こしたりしていた。
536 ノポン秘伝の油を使う手提げ用ランプ。これで物を照らすと、その物の輝き具合で価値がわかる。交易に便利だが、油の製作に手間がかかりすぎるのであまり使用されず廃れた。
537 ノポン人が、大空を自由に羽ばたきたいと夢見て作ったアタッチメント型の翼。装着しても空は飛べないが、毎年これをつけて高い所から飛び降りる無謀なノポン人が絶えない。
538 決して燃えることのないボガノダチュラの茎で編まれた、5メートルはあろうかという寝袋。滅び去った巨人族の遺物だが、ノポン人がテントに改造して使ったりもする。
539 硬貨を入れる穴の空いた箱。古代ノポン人が貯金するために使ったといわれる。満タンになる前にこの箱を壊した者は、一生金欠になるという恐ろしい伝説が残されている。
540 小型の異星人用のバックパック型加速装置。エネルギー波を噴射し、目にも見えぬ速さで移動できる。戦闘で使用するというより戦闘を避ける為に作られたもののようだ。
541 頭部や足、腕にからみつくようにはまり、強烈に締め上げて行く。残忍な異星人はこれを使って捕虜を拷問にかけ、自白させるとそのまま潰して殺していたようだ。
542 照らした壁を透き通らせて、壁の向こう側を見ることができるハイテクライトの試作機。既に壊れていて使えないが、地球人では計り知れないほど進んだ技術が使われている。
543 虫っぽいデザインで、何層にも渡り密封されている水筒で、かなりの貴重な液体を入れていたようだ。既に中身は空で、どういったものが入っていたかはわからない。
544 禍々しき光を発する球体の物質。膨大なエネルギーを発しているが、地球人が扱うものとは正反対の性質を持っているようで、そのままでは流用することができない。
545 針を脳に直接差し込むタイプの通信端末機だが、異星人による認証用ロックがかかっていて起動することができない。
546 虫型の異星人が、体内に流れる何かの状態を計測するために使用する装置。六角形の小さなプレートが、蜂の巣のように相互に貼りあわされて大きな六角形を形成している。
547 中が、完全な無菌状態になっているタンク。周辺の大気や細菌類などが全く存在しない。タンクのアタッチメント部分がねじ切られたような形をしている。
548 擬態タイプの異星人が使う、バックパック型の電波発信機。周囲の人間の視覚情報を狂わせて、自らの姿を思うがままに見せることができる。
549 土や砂から水を生成できる超高性能濾過機。スタートボタンを押すと「生成開始ジャナーイ!」と陽気な掛け声とBGMがかかる。
550 巨体の異星人のために作られたゴーグル。その異星人の情報判断能力の遅さをフォローするために、様々な情報や、上官からの指令が視界に映し出されるようになっている。
551 天に向かって祈るような形をしている炉で、どうやら祭事用として使われていたようだ。生贄として中に放り込まれたものなのか、動物の肉片がついていた。
552 尻尾を持つ異星人が、それを守るために装着する防具。どうやら家紋のようなものが刻まれている物もあったり、位の高い者が着ける豪奢なものもあるようだ。
553 硬質な甲羅で作られた原始的な作りの巨大ヘルメット。二本の角がつけられていて、近接戦では頭突きして相手に突き刺す。
554 何かの頭骨で作られた巨大なナックル。無数の傷が刻まれていることから、数々の戦場を潜り抜けてきた逸品だと推測される。
555 ミラには存在しない物質で作られた、高度なラバースーツ。高い防御性能を誇るが、生体認証を常に行っていて、持ち主である異星人以外が装着すると爆発する。
556 かなり大きい金属の輪。腕につけて作業をするコンピュータらしい。高性能かつ巨大すぎるため、地球人には到底扱いきれない。
557 無数のファイバーケーブルが通っているワイヤー。このワイヤーを使うことにより、射出したミサイルを自由自在に操作することができた。
558 戦闘中、ドーピングチューブを通して使用者へ薬物を投与し続け、恐るべき力を与える。ただし、薬物への耐性がある種でなければ数秒で死に至る危険な装置。
559 家紋が描かれた旗印で、武士のような異星人が、自らの功績を周囲に報せるため背に立てて戦う。様々な家紋のものがあるようだ。
560 王冠のような形をしている。ただし、頭にはめると二度と取れなくなり、頭蓋骨をギリギリと締めつけ、いずれ破壊する。拷問に使われていたと推測される。
561 高度な情報体が埋め込まれている液体金属。本体と切り離されているため機能停止状態だが、数万年分の途方もない量の情報が入っているようだ。
562 あらゆる電磁波を見ることができ、たとえば赤外線探知もできる。また望遠鏡、顕微鏡の役目もし、遠距離から超近距離に渡るまでをこのゴーグルで見ることができる。
563 戦闘に特化したある異星人が使う鉤爪だが、直接攻撃に使うというよりはエネルギー攻撃を行う際の触媒として使い、その威力を倍増させる。
564 空中の元素を転換して電気エネルギーに変える電池。大気のある所では実質的には無限に使える電池である。異星人の兵器のエネルギー源として使われていたようだ。
565 巨大な物体を地上にジョイントして支えるための部位。小型にも関わらず、相当、大きな物体を受けとめることができる。重力制御装置を使用している。
566 異星人のドールが使用していたブレードの破片。未知の物質で作られていて、硬質だがほとんど重さを感じないほど軽く、微かに電気のようなエネルギーを帯びている。
567 パネル内にアラートランプがついていて、毒性のある物質が近くにあると報せてくれる。この装置の持ち主である異星人の能力を利用して動いているので、地球人には扱えない。
568 未知の原子で構成された、薬のような粉。アヴァランチのボゼが試しに匂いを嗅いでみると、集中力が高まるような気がしたとのことで、このように名付けられた。
569 パスファインダーのコロンダスが発見した、球体形の水晶。幼い時に見た故郷カリフォルニアの夕焼けを思い出して名付けた。中で、煌々とオレンジ色の光が輝いている。
570 望遠鏡のような装置だが中を覗くと、全く別の風景が見える。その未知の光景に驚きながら、アームズのカンバーが名付けた。
571 ミラ各地に落ちている、理解不能な文字がびっしりと書かれた円柱の筒。パスファインダーのクラリッサが、解読に苦慮しながら名付けた。
572 美しき女神の顔のような形をした石で、アームズのクリストファーが恍惚の表情で名付けた。時たまその瞳から涙のような液体が流れ出ることがある。
573 コレペディアンのレゴニーが命名した。四角い箱の中を、色とりどりの奇妙な磁石が飛び回っている。
574 コンパクト型のレーダーで、特定のポイントを幾つも指し示しているが、その場所にいっても何も存在しない。コンパニオンのラーラ・ナーラが、化粧をしながら名付けた。
575 この天秤の上に物を載せると、実際の重さとは違うなんらかの質量を基準に天秤が傾く。コンパニオンのジャスティンが、これは正義の重さを量っていると確信して名付けた。
576 透明な箱の中で宙に浮いた球体が回り続けていて、電動モーターのような運動エネルギーを生み続けている。コレペディアンのメイが見たままに名付けた。
577 何者かが作った二対の巨神像。見る者全てに深い感銘を与え、誰が名付けるともなく、自然とこの名で呼ぶようになった。
578 決して崩れない錆びた鉄柱。分析結果によると完全に内部まで錆びた状態になっているのに、堅牢でいくら叩いても崩壊しない。コレペディアンのハワードが名付けた。
579 様々な色に変わる砂。白い色の時に舐めるとしょっぱく、赤い色の時に舐めると甘い。無限に色が変化し、味もまた無限に変化する。ランドバンクのサロナが名付けた。
580 一番星のように煌めく宝玉。テスタメントのナスターシャが、仲間の無事を願いながら身に付けていた所、周りのブレイドもそれを真似るようになり、この名が付いた。
581 声をかけると驚いたように叫び返す岩。見た目は普通の岩と同じ形で、どこから音を出しているのかわからない。コレペディアンのレゴニーが笑顔で名付けた。
582 ドールのような人型機械の設計図が記されているらしい石版。徹夜して解読を試みたものの、結局理解できなかった技術者のティカが朝焼けを見ながら悔し紛れに名付けた。
583 化石化した天使のような生物が、入っている透明な石。アヴァランチのアーデルベルトが目を輝かせて命名した。
584 何かの力を秘めた結晶を合成する機械のようだが、その結晶が存在しないので使えない。役に立たないと知ったアヴァランチのアリエル・セラが、がっかりしながら名付けた。
585 らせん構造の白い謎の物体。コレペディアンのカラカスが発見し、命名したが、試しに舐めてみたところ、中毒死した。
586 光り輝く緑色の液体が収められた筒。何かのエネルギーを生み出しているようだが、現代兵器では使用できない。ランドバンクのリブロ・コールが豪快に笑いながら名付けた。
587 卵の形をしているが、様々な花が殻を突き破って咲く。一種類だけの花が咲くわけではない。ランドバンクのゲールが目を見開きながら命名した。
588 高貴な雰囲気を漂わせる、まるで天使のもののような純白の羽根。アヴァランチのグレーテが、うっとりと見つめながら名付けた。
589 岩石でできたネジ。完全にネジとして使用可能だが、自然物にも思える。パスファインダーのアステアが命名し、実際にネジとして使ってみた。
590 惑星ミラが存在する銀河の星々を、周囲に映し出すプラネタリウムらしき黒い箱。じっと黙り込んだまま、映し出された星々を眺めながらパスファインダーのモンドが名付けた。
591 奇妙な形をした通信機らしきものだが、どこに向けて電波が発信されているかはわからない。インターセプターのエイダが悩み事を、発信機に向けて一人ボヤきながら名付けた。
592 三角形のリングが連なった鎖。それぞれの鎖が力強く結びついていて、全く千切れない。その強固な結びつきを、人の絆に例えてコレペディアンのクインシーが名付けた。
593 遥か古代に作られた歩行型メカの、衝撃緩衝のためのバネのような部品。それを筋トレの道具として使っていたインターセプターのジョットが、自由気ままに名付けた。
594 複雑な凹凸がついた円柱の棒。鍵のようにも見えるが、その棒で気に食わない奴をしばき倒している自分を想像したコレペディアンのマードレスが、そう名付けた。
595 黒煙を吐き出し続ける、謎の記号が全面に刻み込まれた大釜。発見者のランドバンクのハーヴィーが、高値で売りつけるためにそれらしい名前を付けた。
596 乳幼児用の玩具ラトルにそっくりだが、振ると凄まじい衝撃音を立て、周囲を破壊する。ランドバンクのジンジャーが面白がって名付けた。武器に転用できないか研究中である。
597 繊細な装飾が施された杖。高貴な人物に使われていたと推測される。パスファインダーのHBが、これこそ自分に相応しいものだと確信し、名付けた。
598 機械ではあるが、生命体のようでもある仮面型の何かの部品。体液を吸い取るような機能がついている。目を輝かせながら、アームズのアクセナが名付けた。
599 竜のような生物から逃げ惑う人々が描かれた石盤。実在するかどうかわからない未知の生物の存在に胸躍らせながら、ランドバンクのベラが名付けた。
600 ボロボロに破けていてほぼ解読不能だが、そこに描かれている巨人の絵はどこか懐かしさを感じさせる。この本を見た教会の管理者レトリックが、何故か号泣しながら名付けた。